デジタル放送を録画したものを別の部屋で視聴するには「dlna」対応の必要があります。
1.各社の「dlna」の呼び名は
2015年1月10日
メーカ |
名称:dlna |
Panasonic |
お部屋ジャンプリンク |
Sony |
ソニールームリンク |
Toshiba |
レグザリンク・シェア/DLNA |
Sharp |
ホームネットワーク |
三菱 |
コンテンツネットワーク ? |
日立 |
DLNA対応 |
LG |
Smart TV ? |
のようです。「各社で異なる名称」をつけられると、大変です・・・。
それでいて、ここで注意が必要。
2.「dlna」対応の意味は
機能 |
機能説明 |
機器 |
サーバー機能 |
別の部屋に録画を配信できる |
ブルーレイレコーダー |
クライアント機能 |
別の部屋で録画されたものを視聴できる |
TV |
サーバー・クライアント機能 |
別の部屋に録画を配信できる 別の部屋で録画されたものを視聴できる |
録画機能付きTV |
となります。すべて「サーバー・クライアント機能」ならば悩まないのですが、そうもいかないのです。
3.「サーバー、クライアント機能」の説明
例として下図のような接続とします。
*「dlna」を使うには「ルータ」が必要です。
*ここでは有線LANとしています。
(1)「リビング・ブルーレイレコーダー」で録画した「地デジ番組」を「寝室・TV」で視聴するには
・「リビング・ブルーレイレコーダー」には「dlna対応・サーバー機能」
・「寝室・TV」には「dlna対応・クライアント機能」
が必要です。
(2)「寝室・TV」で録画した「地デジ番組」を「リビング・TV」で視聴するには
・「寝室・TV」には「dlna対応・サーバー機能」
・「リビング・TV」には「dlna対応・クライアント機能」
が必要です。
(3)「リビング・TV」で録画した「地デジ番組」を「寝室・TV」で視聴するには
・「リビング・TV」には「dlna対応・サーバー機能」
・「寝室・TV」には「dlna対応・クライアント機能」
が必要です。
一番悩まないことは「dlna対応でサーバー・クライアント機能」のあるデジタル家電を選ぶことだと分かりますね。
私のお勧めの選択は
・TVは録画でき、「dlna対応でサーバー・クライアント機能」のあるもの。
・ブルーレイレコーダーは「dlna対応でクライアント機能」のあるもの。
ですね。これがベストと思いますよ。
4.日本国内での「dlna対応」とは。
「DLNA」+「DTCP-IP」の意味となります。
「DTCP-IP」は「地デジ」「BS」「CS」放送等のコピー防止を盛り込んだ規格(暗号化)で、日本の「デジタル放送の録画」は、この規格に対応していないと配信・視聴できません。
世界の「DLNA対応」は、「DLNA」+「TCP-IP」で良く、「DTCP-IP」の必要はありません。
日本国内で新品のデジタル家電を購入する時、これが問題になることはありません。
5.中古家電購入時の注意点
中古家電には「アナログ」「地デジ」「BS」「CS」対応のものがあり、「地デジ」「BS」「CS」は使用可能な為、今でも十分使えます。
この中にも「DLNA」対応のものがあります。
ただし、ここに注意点があります。
これらの中には「アナログTV」で録画したものを「DLNA」で別の部屋に配信できる為、「DLNA」対応としているものがあります。
これは世界規格の「DLNA」+「TCP-IP」であり、「アナログ」放送にコピー防止は必要なかった為です。
そのため、「アナログ放送」が終了した今、「デジタル放送」を録画しても配信できない仕様なのです。
6.我が家の機器の対応状態の確認。
1)リビングのTV = REGZA Z7 (Toshiba) 「dlna対応」
2)リビングのBlueRayレコーダ = BDZ-T75 (Sony) 「dlna対応」
3)寝室のTV = Wooo UT770 (Hitachi) 「dlna対応」
結構古い家電ですが、すべて、「dlna」対応です。
と言っても実際には
・「Wooo」は偶然です。
当時、録画再生出来るもを選んで購入したところ、「dlna」に対応していました。
古いのに「サーバー・クライアント機能」に対応。
・「BlueRayレコーダ」は「dlna」対応と言うことで購入したものが、買ったその日にデジタル放送
録画を視聴できないことが分かり、現在の機種に変更。
・「Regza」は「dlna」対応のものを選んで購入。
という感じなのです。
今でこそ多少意味が分かり、購入で失敗することはなくなった感じです。